1992年(平成4年)5月にリリースされた荻野目洋子の25枚目シングル『コーヒールンバ』は、累計売上数十万枚を記録するスマッシュヒットとなりました。本作がこれほどまでに爆発的な支持を集めた最大の要因は、ダイドードリンコ「ダイドーブレンドコーヒー」CMソングとしての圧倒的なメディア露出と、楽曲アレンジの革新性にあります。
テレビから毎日のように流れる「昔アラブの偉いお坊さんが〜」というキャッチーなフレーズと、缶コーヒーのCM映像が見事なシナジーを発揮。当時、お茶の間の認知度を一気に引き上げました。
加えて、80年代後半のディスコブームを牽引した『ダンシング・ヒーロー』の系譜を受け継ぐ、重厚かつスピード感のあるユーロビートアレンジが施された点も見逃せません。原曲が持つ哀愁漂うラテンのメロディを、90年代初頭のフロア仕様へとアップデートした構成が、若者層のダンスカルチャーとも完璧に合致しました。