家電製品の設置場所や使用環境によって、求められる配線処理や注意すべきポイントは微妙に異なります。現場でのトラブルが多い3大白物家電の要点を整理しました。
洗濯機のアース線の取り付け方においては、給排水ホースからの水漏れや結露のリスクが常に伴います。洗濯パン周辺のアース端子に接続する際、アース線が床の水たまりに浸かったり、振動する洗濯機本体に挟まれたりしないよう、余長部分はビニールタイなどで本体背面のコードフックに美しく結束しておくのが現場のプロの技です。
電子レンジのアース線接続方法では、高周波を発生させるマグネトロンのノイズ対策と、調理中の蒸気による内部ショートの防止が目的となります。電子レンジ背面の金属キャビネット下部から伸びるアース線を、キッチン壁面のアース付きコンセントへ直線的に最短ルートで結線します。配管やガス管の近くを通さない配慮が欠かせません。
冷蔵庫アース線の正しい位置についても確認が必要です。近年の小型冷蔵庫や一部の省エネモデルでは本体内部の二重絶縁構造が進み、アース線が付属しない製品もありますが、製氷機や大型インバーターを積んだファミリー向けモデルでは依然としてアース線が標準装備されています。冷蔵庫背面上部または最下部のコンプレッサー付近にアース端子ネジが設けられている場合、付属の線を壁面コンセントのアース端子へ確実に橋渡しします。