防水スプレーを使用した際、「靴の表面が粉を吹いたように白くなってしまった」という失敗談は後を絶ちません。原因を理解し、正しい手順で使用すれば白化は確実に防ぐことができます。
表面が白くなってしまう主な原因は、スプレーする距離が近すぎることと液剤のかけすぎ(液だれ)にあります。成分が一箇所に過剰に溜まったまま急速に乾燥すると、フッ素やシリコンの樹脂成分が結晶化して白く固まってしまいます。
白化を防ぎ、撥水効果を100%引き出すためのステップは次の通りです。
まず、施工面のホコリや汚れをブラシでしっかり落とします。汚れの上にスプレーを吹き付けると、汚れごとコーティングされて落ちにくくなるため事前清掃は必須です。
次に、対象物から約20〜30cmほど離した位置から、全体に均一な霧がふわっとかかるようにスプレーします。「1箇所に濃くかける」のではなく「薄く均一に吹き付ける」のがプロのコツです。しっかり保護したい場合は、一度乾かした後に二度塗りを行うことで、ムラなく強力な被膜が完成します。
万が一白くなってしまった場合は、ドライヤーの温風を20cmほど離して軽く当てると樹脂が馴染んで目立たなくなる場合があります(※熱に弱いデリケートな素材への当てすぎにはご注意ください)。