手軽に行えるツボ押しですが、頭痛の種類によってはかえって症状を悪化させてしまうケースがあります。特に注意が必要なのが、頭の片側がズキズキと脈打つように痛む片頭痛(偏頭痛)です。
片頭痛は脳の血管が急激に拡張することで周囲の神経が刺激されて起こります。血行を促進するツボ押しやマッサージを痛みのピーク時に強く行うと、血管がさらに広がってしまい、痛みが激化する逆効果を招きます。片頭痛が起きている最中は、ツボ刺激を控えて暗く静かな部屋で頭部を冷やし、安静を保つのが鉄則です。
一方で、肩こりや長時間のデスクワークが原因で頭全体が締め付けられるように痛む緊張型頭痛に対しては、手の甲のツボ刺激が非常に有効です。筋肉の緊張をほぐし血流を改善することで、滞っていた痛みの原因物質が流れ、確かな緩和効果を実感できます。