請求書や見積書に角印を押す際の位置には、単なる慣習を超えた実用的なビジネスマナーが存在します。基本の押印位置は「社名や住所のテキストの末尾に、少し重なるように押す」のが正解です。
余白にポツンと押印するのではなく文字に重ねて押す理由は、書類の偽造や改ざん、印影の不正スキャンによる悪用を防ぐためです。文字の上に印影が重なることで、印影だけを画像編集ソフトで切り抜いて悪用することが困難になります。
ただし、社名や代表者名のテキストが完全に読めなくなるほどベタ塗りで重ねてしまうのは逆効果です。文字がはっきりと視認できつつ、社名の最後の数文字と枠線が自然に交差する絶妙なバランスで押すことが、ビジネスマナーとして高く評価されます。