企業のブランディング視点からも、この現象は極めて興味深い。世界中で愛されるクラシックなIP(知的財産)でありながら、時代ごとにエッジの効いたカルチャーと手を組み、自らのイメージを柔軟に変容させてきたサンリオの手腕は見事と言わざるを得ない。
「清廉潔白なキャラクター」の枠に留まらず、カルチャーの最前線にいるクリエイターやストリートブランドに自由な解釈を許す。この度懐の深さこそが、誕生から半世紀を過ぎてもなお、ハローキティを古臭いレトロではなく「常に最新のカルチャー」であり続けさせる原動力となっている。