日中の川井エリアは、アクティブな熱気に包まれる。周辺は日本有数のリバースポーツの拠点として知られており、ラフティングやパックラフト、カヤック体験に興じる人々が水しぶきを上げる。激流を下るスリルと、見上げる奥多摩の深い緑。視界を埋め尽くす豊かな自然に、歓声がこだまする。
だが、夕刻を過ぎると表情は一変する。アクティビティの賑わいが嘘のように引き、静寂が河原を包み込む。山影に沈む夕日と、グラデーションを描く空。そして夜には、都市部では決して見ることのできない満天の星が頭上に広がる。動と静、二つの対照的な表情を一日のうちに堪能できる点も、川井ならではの贅沢だ。