網の上でジューッと音を立てながら脂が弾ける。厚さ1センチはあろうかという分厚いタンに、繊細な包丁カットが施されている。火が通るにつれて花が開くようにふっくらと膨らみ、一口噛み締めれば香ばしい旨味と溢れんばかりの肉汁が口いっぱいに広がっていく。この「極厚上タン塩」こそ、店の看板として圧倒的な支持を集める名物だ。
驚くべきはその価格設定とクオリティのバランスである。昨今の肉類高騰の波を跳ね返すかのように、上質なA5ランク黒毛和牛のカルビやロースが惜しげもなく提供される。コストパフォーマンスの良さは単なる安売りではなく、圧倒的な満足感に伴う感動を生み出している。