新潟の怪異がったぼうずの正体!封印された民話の裏側を徹底追跡

新潟の怪異がったぼうずの正体!封印された民話の裏側を徹底追跡

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日本民俗学の祖である柳田國男は、各地に散らばる水辺の怪異を「零落した神々」の姿として捉えた。かつて豊穣をもたらす水神として祀られていた聖なる存在が、人々の信仰が薄れるとともに恐ろしい妖怪伝承へと姿を変えていく。新潟のがったぼうずもまた、この民俗学的プロセスの典型例だ。

湿地を開墾し、泥と格闘しながら生きてきた農民たちにとって、水は恵みであると同時に容赦なく命を奪う凶器でもあった。神への敬意が恐怖へと反転するとき、清らかな水神は人を引きずり込む泥坊主へと堕ちていく。柳田國男が『遠野物語』などで提示した妖怪たちの悲哀と生々しさは、この新潟の伝承にもそのまま通底している。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。