充実した展示を余すところなく堪能するためには、時間帯の選定が勝負を分ける。大型観光バスが到着する前の午前9時直後、あるいは閉館前の1時間半。このエアポケットのような静寂の時間帯に特別展示室へ直行するのが、最も濃密に遺物と対峙できるプロの鑑賞ルートだ。
館内をじっくり巡った後は、隣接する橿原神宮の杜や畝傍山周囲の古墳群へ足を伸ばしてほしい。展示室で得た知識というフィルターを通すことで、見慣れた奈良の風景がまったく異なる陰影を帯びて迫ってくる。歩くほどに古代の地層と現在が交差する、唯一無二のフィールドワーク体験がここから始まる。 (出典: 橿原 考古 学 研究 所 附属 博物館(Yahoo!ニュース))
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