2026年度から本格始動した「デジタル・ヒューマニティーズ(デジタル人文学)専攻」は、文系学問に生成AIやビッグデータ解析を掛け合わせた先鋭的な試みだ。古文書の自動解読モデルの構築や、文化財の3Dデジタルアーカイブ化、さらには言語学データを用いた自然言語処理エンジンの共同開発まで、扱うテーマは多岐にわたる。
「人文学の深い知見があるからこそ、AIが生成したアウトプットの真偽や倫理的妥当性を鋭く検証できる」。研究を主導する教授陣は力強く語る。文系離れが叫ばれて久しい時代に、むしろ文系知の価値をテクノロジーで再定義する挑戦が結実しつつある。