2016年リオデジャネイロ。最後の最後まで諦めずに足を取りにいった執念のタックルは、彼女のアスリート人生を象徴する名シーンとなった。世界選手権3連覇、そして五輪頂点。極限まで追い詰められた状況でこそ真価を発揮してきた彼女がスパイクを脱いだ時、世間は「次にどんな道を選ぶのか」と注視した。
トップアスリートのセカンドキャリアには模索が付きものだ。しかし彼女は迷うことなく、自らの経験を言語化し、スポーツの醍醐味と挑戦の尊さを世の中に伝える道を選んだ。タレント的な露出にとどまらず、現場の声を吸い上げて発信する姿勢が、現在のメディアでの高い信頼に繋がっている。