過激な露出行為が後を絶たない背景には、SNSアルゴリズムによる承認欲求の肥大化が存在する。X (旧Twitter)において、美術館という厳粛なロケーションでの露出画像や動画は瞬く間に数万リポストを記録し、過激なインプレッションを獲得する燃料となる。タブーを犯す背徳感とデジタル上の承認が結びついたとき、行為はエスカレートの一途をたどる。
Netflixなどで配信される過激なストリートカルチャーやアンダーグラウンドアートを追ったドキュメンタリーが、一部の若年層に「既成概念への反逆」という誤ったロマンティシズムを植え付けている側面も否めない。だが、画面の向こう側のゲリラアートと、現実の公共施設における法侵犯の間には、越えてはならない法的一線が厳然として横たわっている。