公式ウェブサイトを訪れた多くの保護者が最初に直面する疑問が、「なぜ明確な料金表が公開されていないのか」という点です。大手集団塾や定額制の個別指導塾と異なり、個別指導のトライは受講科目、週のコマ数、選択する講師のランク(プロ講師か学生講師か)、そして志望校の難易度に応じて一人ひとりカリキュラムと費用を個別に算出する完全オーダーメイド制を採用しています。この不透明感が「法外に高いのではないか」という疑念を生む一因となっています。
取材班が独自に入手した見積もり事例および内部データによると、標準的な月謝の目安は以下の水準に収束しています。
- 小学生(補習〜私立中学受験):月額25,000円〜60,000円前後(週1〜2コマ)
- 中学生(定期テスト対策〜高校受験):月額32,000円〜55,000円前後(週1〜2コマ)
- 高校生・大学受験生:月額40,000円〜80,000円超(週1〜2コマ、志望校ランクにより変動)
ここに、入会金(約33,000円)、教室管理費(月額約3,000円〜4,000円)、学習プリント等のシステム利用料が加算されます。これらを合算すると、週2回の通塾を選択した高校生の場合、年間費用は70万円〜100万円規模に達し、一般的な1対2の個別指導塾と比較すると約1.3倍〜1.5倍の価格設定となります。
しかし、費用の額面だけで「割高」と断じるのは早計です。一般的な個別指導塾の「1対2」や「1対3」では、80分授業のうち講師が1人の生徒と直接対話できる時間は実質25分〜40分程度にとどまります。一方、トライの授業は正真正銘の120分枠(60分間の完全専任マンツーマン指導+60分間の定着演習)で構成されており、授業時間内に講師の注意が他者へ分散することが一切ありません。「指導時間1分あたりの単価」で換算した場合、一般的な個別指導塾と実質的なコストパフォーマンスにおいて大差がない、あるいはむしろ濃密であるという構造が見えてきます。