2011年の東日本大震災以降、仙台市東部エリアは復興と防潮機能の強化を最優先課題として歩んできた。高台移転や産業道路の整備が一巡した今、次のフェーズとして本格化しているのが都市機能の高度化である。
陸前高砂エリアは、津波被災地域からの移転者を受け入れる防災集団移転促進事業の受け皿として早くから住宅整備が進められてきた。それから15年が経過した2026年、単に「住むための場所」から「質の高い都市生活を提供する地域」への転換が試みられている。仙台市が推し進める「多心型コンパクトシティ」構想において、この駅周辺は東部サブセンターとしての位置づけを確固たるものにしつつある。