現在の皇室における継承構造は極めて緊迫している。天皇徳仁陛下の即位以降、皇位継承資格を有する皇族は秋篠宮文仁親王殿下、悠仁親王殿下、そして常陸宮正仁親王殿下のわずか3名だ。次世代を担う若い男子皇族が悠仁親王お一人であるという現実は、皇室の運用を担う宮内庁にとっても極めて重い課題となっている。
成年を迎えられた悠仁親王が公務の幅を広げられるなか、将来の皇位継承のあり方は日本の皇室像そのものに直結する。宮内庁内部でも、皇族個人の負担軽減と公務の確実な継承を図りつつ、安定的な制度の実現に向けた国会の動向を注視している。