与党が持つ最大の強みは、内閣総理大臣(首相)を国会の議決で選出し、自らの所属議員を中心に大臣を任命して「内閣」を形作れる点です。
日本国憲法下における政治運営では、内閣が持つ閣議決定の権限が極めて強い効力を持ちます。国の基本方針や法案の原案、毎年の国家予算案はすべて閣議決定を経て国会へ提出されます。国会における法律案の成立プロセスを見ても、議員個人が提出する「議員立法」に比べ、内閣が提出する「内閣提出法案(閣法)」の成立率は圧倒的に高く、これらを事前審査して法案化を主導できることこそが与党の真の力です。
行政機関の官僚組織を指揮監督し、国の予算を実際に配分して政策を実行に移す実行力は、野党にはない与党ならではの特権と言えます。