オリックス劇場3階席は見えない?座席表と見え方の真実を徹底解剖

オリックス劇場3階席は見えない?座席表と見え方の真実を徹底解剖

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オリックス劇場の3階席へ足を踏み入れた者が最初に直面するのは、まるで崖のように切り立ったすり鉢状の傾斜だ。1列目から12列目まで連なる座席は、後方へ向かって鋭くせり上がっている。この大胆な傾斜設計には明確な意図がある。前の観客の頭部で視界が遮られるストレスを極限まで排除し、どの位置からでも舞台面への直線的な視線を確保するためだ。

視界の抜けは実に良好だ。しかし、物理的な距離という絶対的な壁は存在する。3階の最後列ともなれば、舞台上の人物は指先ほどのサイズに縮小される。全体のフォーメーションやダイナミックな照明演出は美しく網羅できるものの、演者の細やかな視線や頬を伝う涙のひとしずくを肉眼で捉えるのは不可能に近い。

もう一つの要注意ポイントが、1列目の前方に設置された安全確保用の手すりだ。落下防止のための強固なバーが視線の下部に重なり、着席位置や座高によっては舞台手前(エプロンステージ)が見切れを起こす現象が発生する。前のめりになって視界を確保したくなる衝動に駆られるが、それは後方座席の視界を完全に奪うマナー違反となる。背もたれに背を預けた状態での見え方を正しく把握しておくことが肝要だ。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。