この制服の存在感を不動のものにしたのが、京都アニメーションによる2006年のテレビアニメ化だ。圧倒的な作画クオリティと緻密な日常描写で知られる同スタジオは、布地の厚みやケープの揺れ、光の反射に至るまで、細部まで計算し尽くしたアニメーション表現を確立させた。
後に同スタジオが手がける『CLANNAD』など、数々の伝説的学園アニメへ受け継がれる「キャラクターの衣服を衣服としてリアルに描く」技法は、この作品ですでに完成されていたと言っていい。動くたびにふわりと広がるケープの重厚感は、視聴者に強い印象を刻み付け、制服そのものを作品の主要な語り手へと昇華させた。