漢字の読み方ルールにおける大原則は、「音読み=中国から入ってきた発音に基づいた読み方(漢語)」、「訓読み=漢字の意味に合わせて日本人が後から当てはめた日本語(和語)」という対比にあります。
例えば「山」という漢字を見てみましょう。古代中国の発音をベースにした「サン」は音読みであり、「サン」とだけ耳で聞いても「太陽(Sun)」や「計算の算」などと同音で意味を特定しにくい特徴があります。一方、日本人がもともと使っていた「やま」という音を漢字に当てはめたものが訓読みです。「やま」と耳で聞くだけで、誰もがあの緑豊かな険しい地形を瞬時にイメージできます。
国語文法の基礎知識において、辞書を引くと訓読みは「ひらがな」、音読みは「カタカナ」で表記されるのが一般的なルールです。これは、訓読みが和語(ひらがなで表現される日本古来の言葉)であることに直結しています。