愛嬌抜群のブリンドルですが、飼育を始めてから「こんなはずではなかった」と後悔しないために、短頭種ならではのハードルを正しく認識しておく必要があります。
まず挙げられるのが抜け毛の多さです。フレンチブルドッグは短毛種ですが、換毛期を中心に非常に多くの短い毛が抜けます。針のように衣服やカーペットに刺さりやすいため、ラバーブラシによる週2〜3回のブラッシングと、顔のシワの間を毎日拭き取るスキンケアが欠かせません。
また、健康管理と寿命への配慮は最重要課題です。フレンチブルドッグの平均寿命は10〜14年程度とされていますが、以下の好発疾患には格別の警戒が必要です。
1. 短頭種気道症候群:鼻腔狭窄や軟口蓋過長症により呼吸困難を起こしやすい。夏場の徹底した温度管理(室温20〜23℃目安)が必須。
2. 熱中症:体温調節が極めて苦手なため、初夏〜初秋の日中の散歩は厳禁。
3. 皮膚トラブル(アトピー性皮膚炎・膿皮症):皮脂分泌が多くシワに汚れが溜まりやすいため、定期的な薬用シャンプーが必要。
4. 椎間板ヘルニア:胴長で体重が重いため、階段の昇降やソファーからの飛び降りは厳禁。
医療費がかさみやすい犬種でもあるため、ペット保険への加入や日々の体重管理など、経済面・環境面での覚悟を持った迎え入れが求められます。