骨端線が未完成な小・中学生の少年野球において、重い負荷をかけた筋トレは骨や関節の変形を招く危険があります。成長期の選手が肩を強くするためには、自重を扱える身体操作の習得と、適度なテンションのゴムチューブを用いたエクササイズが最も安全かつ効果的です。
チューブトレーニングの主な効果は、関節のインナーマッスルに対して動作中の全可動域で均一な負荷をかけられる点にあります。投球直前のウォーミングアップとしてチューブによる外旋・内旋運動を取り入れると、肩関節の求心位(正しい位置への収まり)が保たれ、抜け球や肩の引っかかりを防ぐことができます。
また、少年期は技術習得のゴールデンエイジにあたるため、ジャベリックスロー(プラスチック製の小型槍投げ)やテニスボールを使った的当てなど、全身を使って物を投げる遊び感覚のドリルを通じて自然な投球フォームの基礎を養うのが理想的です。