極上の喉越し!新潟名物「妻有そば」の秘密とへぎそばとの違い

極上の喉越し!新潟名物「妻有そば」の秘密とへぎそばとの違い

極上の喉越し!新潟名物「妻有そば」の秘密とへぎそばとの違いにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

乾麺の常識を打ち破るなめらかな食感。その最大の秘密は、つなぎに使われている「布海苔(ふのり)」という海藻にある。海草を贅沢に使用する独自の製法によって作られる布海苔そばは、つなぎの小麦粉を最小限に抑えつつ、弾力のある独特のシコシコ感を生み出すことに成功した。

この革新的な製法を確立したのが、昭和前期に創業した玉垣製麺所の創業者・玉垣利吉である。当時、水分の多い生麺は日持ちせず、遠方へ届けることが難しかった。そこで利吉は、新潟の織物産業で使われていた布海苔に着目。試行錯誤の末、乾麺でありながら打ちたてのようなみずみずしさを保つ製法を編み出した。これが、製麺業の歴史を塗り替える画期的な出来事となったのだ。カツオ出汁の効いた旨味たっぷりの絶品つゆを絡めれば、乾麺とは思えない至高の一杯が完成する。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。