美しいドゥオーモの正面に広がる「ドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)」は、世界中から観光客が集まる一方で、ミラノで最もスリや詐欺グループが暗躍する警戒エリアでもあります。現地で多発している代表的な手口を把握し、毅然とした態度で対処することが不可欠です。
広場で頻発する古典的かつ悪質な手口は以下の通りです。
- 「友情のミサンガ」売り:「プレゼント」「フリー(無料)」などと親しげに日本語や英語で声をかけ、旅行者の手首に強引に色糸やミサンガを巻き付けます。結んだ瞬間に豹変し、「10ユーロ〜20ユーロ払え」と複数人で威圧的に取り囲む手口です。
- ハトの餌付け詐欺:写真を撮ろうとしている観光客の掌に勝手にトウモロコシの粒を握らせ、ハトが集まったところで「餌代」として法外な現金を要求してきます。
- 偽の署名活動・アンケート:「障害者支援」や「麻薬撲滅」などを騙ったバインダーを持った若者グループが署名を求めて近づき、サインをしている隙に別の共犯者がバッグから財布やスマートフォンを抜き取ります。
- 混雑時の集団スリ:大聖堂前のセキュリティチェック待機列や地下鉄(Duomo駅)の乗降口において、わざとぶつかって注意を逸らし、貴重品を鮮やかに掏摸取ります。
対策の基本は「話しかけてくる人物には一切目を合わせず完全無視する」「ポケットに貴重品を絶対に入れない」「リュックサックは身体の前面に抱える」の3点です。万が一ミサンガを腕に乗せられそうになったら、強く手を引いて「No!」と断固拒絶してください。