バイク選びで最大の分岐点となるのがネイキッドとカウル付きの違いです。見た目のデザインだけでなく、空気抵抗、車重バランス、日々のメンテナンスコストに至るまで、両者には実用面での決定的な相違が存在します。
最も大きな違いは防風性能と疲労度の蓄積です。フルカウル車は時速80kmを超える高速巡航時に風を整流し、ライダーの体圧を劇的に軽減します。一方、ネイキッドは走行風を全身でダイレクトに受けるため、長距離高速走行では首や肩への負担が増大します。しかし裏を返せば、低中速域における圧倒的な取り回しの軽さ、夏場のエンジン熱が籠もりにくい放熱性、そして整備性の高さはネイキッドに軍配が上がります。
さらに近年人気を二分するストリートファイターバイク違いについても整理が必要です。ストリートファイターはネイキッドの派生形でありながら、スーパースポーツ譲りの高性能エンジンと車体をベースに、アップハンドルと攻撃的な異型ヘッドライトを装着したハイパフォーマンスマシンを指します。日常の扱いやすさを最重視した伝統的ネイキッドに対し、ストリートファイターはよりアグレッシブなスポーツ走行を前提に設計されています。