取材班が収集した日産スタジアム遠征組ネットの反応や現場での聞き取り調査では、宿泊先の選定が生死を分けた生々しい体験談が数多く寄せられています。
「終演後に規制退場でスタンドを出られたのが21時30分。新横浜駅に向かう歩道橋(鳥山川歩道橋)がボトルネックで全く動かず、冷や汗をかきながら新幹線を諦めた」(20代女性・アイドルファン)
「遠征初心者の頃、小机駅周辺ならすぐ乗れると過信して大失敗。入場制限でホームにすら上がれず、大雨の中で1時間以上待たされた」(30代男性・ロックフェス遠征組)
「新横浜駅前のホテルを確保していたおかげで、終演後25分で部屋のシャワーに直行できた。窓から駅前の大混雑を見下ろしながら飲むビールは最高だった」(40代女性・音楽ライター)
心理学や行動経済学において、極度の疲労と時間的プレッシャー下における群衆の心理的パニック(判断能力の低下)が指摘されています。7万人を超える熱気と長時間のスタンディングで体力を限界まで消耗した状態で、満員電車の圧迫や終電カウントダウンのストレスに晒されると、ライブの多幸感は一瞬で疲弊感へと塗り替えられます。「徒歩で帰着できる安心感」は、単なる移動の利便性を超え、遠征体験そのもののクオリティを担保する決定的なバッファです。