現場での実用性を測るため、実測強度・結束時間・トラブル発生率の観点から、ライトゲームで多用される代表的なノットを比較検証した。測定データは、ライトゲームの標準規格である「PE0.3号(破断強度約6lb)+フロロカーボンリーダー4lb(1号)」を用い、デジタルテンションメーターで破断させた実測平均値に基づいている。
データが示す通り、FGノットとの強度比較において、トリプルエイトノットは純粋な破断力で約15%前後劣る。しかし、4lbリーダーに対して約3.2lb(約1.45kg)の負荷まで耐える計算となり、ドラグ設定を300〜500g程度にセットするアジングやメバリングにおいて、ライン結束部から破断することは通常釣行ではまず起こり得ない。
また、3.5ノットとの違いに関してもアングラーの間で議論が分かれる。3.5ノットはループにラインを通す回数を「3回半」にし、締め込み角度を工夫した派生形だ。結束強度が5%前後向上する一方で、暗闇でラインの撚れを見失いやすく、締め込み不良によるコブの変形を引き起こしやすい。現場の迅速性と成功率のバランスを考慮すると、トリプルエイトノットの手軽さに軍配が上がるケースが多い。