まず大前提として、半熟卵の茹で方には大きく分けて「水から茹でる」「沸騰したお湯に入れる」「常温に戻してから茹でる」の3系統がある。今回の検証では、MサイズとLサイズの卵をそれぞれ冷蔵庫から出してすぐの状態(約5℃)と、室温に30分置いた状態(約20℃)で比較した。使用した鍋は直径16cmの片手鍋、水量は卵が完全に浸かる700mlで統一している。
結果から言えば、水から茹でる方式が最も再現性が高く、失敗しにくいという結論に達した。卵と水を同時に加熱することで温度上昇が緩やかになり、殻が急激な温度差で割れるリスクが大幅に下がる。実際、沸騰したお湯に冷蔵卵を直接入れた場合は10回中3回で殻にヒビが入ったのに対し、水から茹でた場合は10回中0回。この数字だけでも、初心者が水から茹でるべき理由としては十分だ。
ここで重要なのは、「水から茹でる」とは水の状態からの合計時間ではなく、「沸騰してからの時間」で管理するという点だ。鍋の大きさや火力によって沸騰までの時間が変わるため、「水から10分」といった表記は再現性が低い。編集部の検証では、水から沸騰までは中火で約5分。ここからさらに1分半〜2分加熱するのが基本的なレシピとなる。