職場を去る際や部署を異動するタイミングでは、過去の思い出とこれからの人生の双方が交差するため、言葉の選び方が一層問われます。
退職の挨拶においては、在籍中にお世話になったことへの感謝として「これまで温かいご指導をいただき、誠にありがとうございました」と過去形を用いるのが正解です。職務上の関係が一区切りを迎えるため、過去形を使うことに何の不自然さもありません。
ただし、スピーチや挨拶メールの締めくくりにおいては、「皆様の今後のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます」と未来への敬意を添えるのが社会人としての基本マナーです。異動の場合も同様に、前部署への謝意を過去形で述べた後、「新天地におきましても精進いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします」と現在・未来への意気込みを繋ぐ構成が好感を持たれます。