御堂筋を歩くと突如として現れる、白く波打つ帆のようなファサード。この独創的な外観を手掛けたのは、これまでも国内外のルイ・ヴィトン店舗を数多く手掛けてきた建築家・青木淳氏です。かつて江戸と大坂を結んだ帆船「菱垣廻船(ひがきかいせん)」から着想を得たという青木淳 建築デザインは、昼には陽光を柔らかく反射し、夜には内側からの光で街に浮かび上がる幻想的な姿を見せてくれます。
一方、一歩足を踏み入れた内装デザインは、世界的な名匠ピーター・マリノ氏が担当。船のデッキやマストを想起させる温かみのある木材と金属フレームを巧みに融合させ、まるで豪華客船で大海原へ航海に出るかのような高揚感を与えてくれます。館内各所には現代アートが贅沢にディスプレイされており、ただのブティックにとどまらない、美術館のような知的好奇心を満たす空間が広がっています。