彼の腰痛は、単なる「腰が重い」といったレベルの代物ではなかった。数歩歩くだけで腰に激痛が走り、時には自力で立ち上がることすら不可能になるレベルにまで悪化していたという。坐骨神経痛を併発し、足先まで痺れが走る毎日。あらゆる鎮痛剤も効き目を示さず、睡眠すら満足にとれない地獄の日々が続いた。
演技に没頭したくても、体がそれを許さない。芸能活動の休止を余儀なくされた時期、彼は「もう二度と元の生活には戻れないのではないか」という強い絶望感に苛まれていた。華やかな表舞台の裏で、暗闇の中で激痛と一人戦い続ける日々。それが、当時の彼が置かれていた過酷な現実だった。