都心の最先端カルチャーと下町の情緒が交錯する麻布十番エリア。その喧騒からわずかに離れた丘の上に、学校法人東洋英和女学院のキャンパスは位置する。1884年、カナダ・メソジスト教会から派遣された女性宣教師ミス・カートメルによって創立された同校は、一貫してキリスト教主義学校としての教えを根幹に据えてきた。
毎朝のパイプオルガンの音色とともに始まる礼拝や、聖書の授業。ここで生徒たちが学ぶのは「敬神奉仕」の理念だ。自分自身を尊ぶと同時に、他者に手を差し伸べ、社会に尽くすこと。都心の一等地という恵まれた環境にあっても、決して奢ることのない謙虚さと強い倫理観は、この宗教教育によって育まれている。