彼らの伝説を語る上で決して外せないのが、1985年4月17日の巨人戦で生まれた「バックスクリーン3連発」だ。阪神甲子園球場の中央にそびえるバックスクリーンへ、3打席連続で放ち込まれた放物線は、今なお野球ファンの語り草となっている。
しかし、単なる偶然や勢いだけで生まれた劇的なドラマではない。バースが放った一発目によって相手投手の配球パターンが崩れ、掛布がその動揺を見逃さずに狙い打ち、極めつけに岡田が狙いすました球を完璧なスイングで弾き返した。3人が描いた放物線は、完璧な読みと打撃理論が重なり合った必然の産物だったのだ。