太陽が沈んだ後の山頂周辺には、もう一つの特別な時間が訪れる。街明かりから隔離された標高1,900メートルの世界は、国内でも有数の星空観察スポットだ。
季節限定で運行される夜間リフトに乗り込み、暗闇のなか山頂へと向かう体験は極めてドラマチックだ。山頂に到着し、すべての人工光が落とされると、頭上には吸い込まれそうなほどの天の川が浮かび上がる。天文学の解説員が同行する星空ガイドツアーや、満月の夜に行われるムーンライトウォークなど、「夜の自然」を価値化するプログラムはリピーターを生む大きな要因となっている。