計画の中核施設として世間の注目を一身に集めているのが、最大約5万人を収容する最新鋭マルチスタジアムです。この施設は、従来の単一用途スタジアムとは一線を画す「可変式フィールド」と「全天候型開閉式ルーフ」の導入が検討されています。
野球やサッカーといったプロスポーツ公式戦はもちろん、世界的なトップアーティストによるスタジアムツアー、大規模展示会、eスポーツの国際大会まで、数時間でレイアウトを転換できるフレキシビリティを誇ります。VIPルームやテラス席、最新の音響・照明演出設備を備え、世界基準のホスピタリティ空間を提供する設計です。
ここで焦点となるのが、「読売ジャイアンツ(巨人軍)の本拠地が東京ドームから築地へ移転するのか」という疑問です。読売新聞グループ本社がコンソーシアムの主要メンバーに入っていることから、新スタジアムへの本拠地移転や準本拠地としての活用は極めて自然なシナリオと見られています。
球界関係者の間では、「1988年開業の東京ドームの老朽化対策を見据え、築地をフラッグシップ拠点としつつ、都心複合型エンタメ施設として二拠点展開するのではないか」という現実的な見立ても示されています。移転の正式決定時期や興行形態については今後の発表が待たれますが、日本スポーツビジネス界の勢力図を激変させるインパクトを秘めていることは間違いありません。