1996年の結成から30年。四半世紀以上を共に走り抜け、今なお日本のロックの最前線でスタジアムを満員にし続けるBUMP OF CHICKEN。彼らのキャリア全体を俯瞰したとき、『RAY』という楽曲の存在感は年を追うごとにその重要度を増しているように見える。
2026年の今、社会はかつてないほどの分断と不確実性に覆われている。アルゴリズムが個人の感情を先回りし、正解らしきものが氾濫する世界の中で、私たちはかつてない種類の疲弊を抱え込んでいる。そんな時代だからこそ、「正しく生きる」ことよりも「不器用にでもそこに在り続ける」ことを寿ぐこの曲の響きが、心に深く突き刺さるのだ。
光は、闇を完全に消し去るためにあるのではない。闇の輪郭を照らし出し、自分が今どこに立っているかを確かめるためにある。『ray』が放つ光は、決して太陽のような眩しさではない。それは、暗闇の中で手探りを続ける私たちが、転ばずに次の一歩を踏み出すための、小さくも揺るぎない道標なのだ。 (出典: バンプ ray(Yahoo!ニュース))
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