ネット上の世論は、時間の経過と彼女の仕事ぶりによって大きな地殻変動を起こしています。かつての猛烈なバッシングから、現在の受け止め方に至るまでの変化をSNSやコメント欄の分析から浮き彫りにします。
2020年当時のネット空間は、キャンセルカルチャーの典型とも言える苛烈な拒絶反応で覆われていました。「テレビで見たくない」「降板すべき」といった声が主流を占め、理性を欠いた誹謗中傷が殺到する事態となっていました。
ところが、『極悪女王』の配信開始以降、ユーザーのトーンには明らかな変化が見られます。
「過去の過ちは決して肯定できないが、あのプロレスシーンの打たれ強さと気迫は本物だった。演技への執念には敬意を抱かざるを得ない」
「プライベートで何があろうと、作品の中でここまで自分を追い込める役者はそう多くない。もはや過去のスキャンダルを蒸し返す段階は過ぎたのではないか」
このように、「私生活の道義的責任」と「役者としての技量・成果物」を切り離して評価するユーザーが急増しています。もちろん今なお嫌悪感を示す層は一定数存在するものの、感情的な感情論からプロフェッショナルとしての覚悟を評価する現実的な視点へと、世論の重心は確実にシフトしています。