12歳でスカウトされ、名門事務所ソニー・ミュージックアーティスツに所属した二階堂ふみ。沖縄と東京を行き来する多忙な少女時代から、彼女の傍らには常に本があった。文学、写真、海外の旧作映画。多様な芸術に貪欲に触れ続けた多感な時期のインプットが、のちの圧倒的な表現力の基礎となる。
高校時代、彼女は同世代が過ごすような典型的な日常とは異なる時間を生きていた。放課後は映画館や古着屋を巡って感性を磨き、自宅や現場では黙々と机に向かう。仕事と学業の板挟みに悩みつつも「絶対に途中で投げ出さない」という強い姿勢を貫き通した。