大葉健二という類まれなるアクション俳優の原点には、常に恩師である千葉真一の存在があった。彼が設立したジャパンアクションクラブ(JAC)の第一期生として門を叩いた若き日の大葉は、極限まで肉体を追い込む厳しい修練の日々を耐え抜いた。
飛び降り、爆破、殺陣——命懸けのスタントを平然とこなす基礎体力とメンタルは、この養成所時代に培われたものだ。師である千葉から叩き込まれた「本物のアクション哲学」は、現在の厳しいリハビリ現場においても彼の大きな支えとなっている。体に染みついた肉体への自律心こそが、病魔との闘いにおける最大の武器なのだ。