同棲の意思が固まった際、最初に直面するのが「どちらの実家から訪問するべきか」という順序の問題です。基本ルールとして推奨されるのは「女性側の親」への先方訪問です。古くからの家父長制的な名残という側面もありますが、現代においても防衛意識や妊娠・生活面での肉体的・社会的リスクを心配するのは女性側の親に多く見られます。女性側の実家へ先に赴いて承諾を得た上で、男性側の実家へ報告に赴く流れが最も角が立ちません。
ただし、実家の所在地が遠方である場合や、一方の親が体調不良を抱えているなど物理的な事情がある場合はこの限りではありません。その際も、女性側の親に対して「本来であれば直接お伺いすべきところ、事情により順序が前後して申し訳ありません」と事前に電話等で丁寧に根回しを行っておく姿勢が求められます。
訪問のスケジュールとしては、新居の契約や引越しの1〜2ヶ月前が最適な親への同棲報告タイミングです。引越し直前や契約後の事後報告は「親を無視して勝手に決めた」という悪印象を与えかねません。まずはお互いが自分の親に対し、「お付き合いしている方と一緒に暮らすことを考えており、一度二人でご挨拶に伺いたい」と打診し、相手側の都合を最優先に候補日を2〜3日程調整するのが大人のマナーです。