中学生の読書感想文の書き方|原稿用紙が進む構成テンプレと実例

中学生の読書感想文の書き方|原稿用紙が進む構成テンプレと実例

中学生の読書感想文の書き方|原稿用紙が進む構成テンプレと実例に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

原稿用紙を前にして鉛筆が止まってしまう最大の理由は、「本の内容を漏れなく要約しなければならない」という強迫観念にあります。多くの生徒が「物語の流れを最初から説明しよう」と試みますが、これはあらすじ作りに過ぎず、感想文ではありません。ストーリーを追おうとすればするほど文字数の配分が崩れ、後半に息切れして「面白かったです」の一言で終わってしまうパターンに陥ります。

もうひとつの原因は、「立派な感想を書かなければ怒られるのではないか」という心理的ブレーキです。主人公の行動に道徳的な正解を見出そうとすると、どこかで聞いたような借り物の言葉しか出てこなくなり、筆が進まなくなります。

この停滞を打破する裏ワザが、夏休みの宿題を一日で終わらせる書き方の基本でもある「心に引っかかった1シーンへの集中砲火」です。物語全体を網羅する必要はまったくありません。「なぜあそこで主人公は怒ったのか」「自分が同じ立場なら絶対に逃げていた」など、心がわずかでも動いた1箇所だけを付箋でマーキングし、その場面だけを起点にして原稿を組み立てます。本全体を相手にするのではなく、特定の場面と自分の感情を1対1で対峙させることが、原稿用紙を一気に埋める突破口になります。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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