激痛に耐えかねて医療機関を受診しようとした際、多くの人が耳鼻科皮膚科どっちを選ぶべきかで迷います。明確な判断基準は「痛みの発生源と外観の位置」です。
皮膚科を受診すべきケース:
小鼻の外側の皮膚が赤く腫れている、毛穴に一致した膿が見える、触ると皮膚の表面が熱を持って痛むなど、病変が明らかに「皮膚の表層から皮下」にある場合は毛嚢炎皮膚科での治療が第一選択です。2026年現在の臨床現場では、耐性菌(MRSA等)の出現パターンを考慮した第3世代セフェム系抗菌薬やレスピラトリーキノロン系の内服薬、あるいはフシジン酸ナトリウム軟膏などの局所抗菌薬を組み合わせた、速効性重視の面疔治し方が標準プロトコルとなっています。
耳鼻咽喉科を受診すべきケース:
外見上の皮膚には目立った赤みがないにもかかわらず、小鼻の付け根を外側から押すと奥深くに激痛が走る場合や、鼻腔の内部(鼻毛の生え際)に腫れがある場合は耳鼻咽喉科が適しています。鼻前庭炎(びぜんていえん)や鼻中隔膿瘍、さらには副鼻腔炎(蓄膿症)による骨膜炎が原因で鼻の外側へ痛みが放散している可能性があり、内視鏡を用いた鼻腔深部の観察が不可欠となります。