インターネット上の旅行情報やQ&Aサイトには、浅草寿町バス停に関する誤った認識が散見されます。無用な時間ロスやトラブルを防ぐために、以下の3つの典型的な誤解を解き明かしておきます。
第一の誤解は、「浅草寿町バス停は浅草寺や雷門のすぐ目の前にある」という思い込みです。名前に「浅草」と冠されているため、観光名所の直近だと錯覚しがちですが、実際の位置は浅草寺エリアの南西端、田原町エリアです。浅草雷門アクセスを主目的とする場合、バスを浅草寿町で下車すると雷門前までは約500メートル、徒歩にして6〜7分ほど歩く必要があります。雷門の真正面へ直付けしたいのであれば、別系統が停車する「浅草雷門」停留所を利用するのが正解です。
第二の誤解は、「同じ系統なら降車した場所の向かい側から乗車できる」という一般常識の盲信です。通常の路線バスであれば、上り線と下り線の停留所は道路を挟んで正対しているケースがほとんどです。しかし浅草寿町では、片側通行の路地や交差点の右左折ルートが絡むため、金町方面から到着した草39系統の降り場と、金町方面へ出発する乗り場は直線上に向かい合っていません。浅草通りバス停位置の構造を把握せずに向かい側へ渡っても、目的のバス停は見つかりません。
第三の誤解は、「地下鉄駅名とバス停名が一致しているはず」という先入観です。他都市の主要ターミナルでは「〇〇駅前」と改称される事例が増えていますが、ここは東京メトロが「田原町駅」、都バスが「浅草寿町」と呼称を異にしています。このネーミングの不一致が、乗り換え検索時の混乱を増幅させる根本的な原因となっています。