情報感度の高いラーメンフリークの動向も無視できない。大手グルメサイトの「食べログ」や専門プラットフォーム「ラーメンデータベース」では、近年とん太各店へのレビュー数が急増している。洗練されすぎた1杯1500円の淡麗系ラーメンに対するカウンターカルチャーとして、無骨で飾らない大衆の味が再発見されているのだ。
「この味、このボリュームで千円札でお釣りが来るのは奇跡」「昭和のドライブインの風情が逆に新しい」といった若年層からの書き込みも目立つ。SNSでの過度な演出に疲れた食べ手たちが求めているのは、気取らずに腹を満たせる実質本位の食体験だ。