松山銀天街の現在と再開発の真相|シャッター通りの噂と変貌を徹底追跡

松山銀天街の現在と再開発の真相|シャッター通りの噂と変貌を徹底追跡

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「昔ながらの洋品店が減った」という嘆きがある一方で、休日の銀天街で目立つのは、スマートフォンを片手にテイクアウトスイーツやランチスポットを探す若者たちの姿です。アーケード特有の天候に左右されない利便性と、車通りのない歩行者専用空間が、食べ歩き文化の温床となっています。

かつて買い物かごを下げた主婦層で賑わった湊町界隈は、いまや「写真映え」と「気軽なワンハンドフード」の激戦区へと舵を切りました。地元産の柑橘を使ったクラフトジュース店、焼き立てのカヌレや台湾カステラをテイクアウトできるベーカリー、さらには昭和レトロな純喫茶の雰囲気を残しつつモダンにアップデートされた隠れ家カフェが、路地裏(湊町3丁目・4丁目の横道)にまで広がっています。

ランチ事情にも明らかな変化が見られます。歴史あるうどん店や甘味処で名物の鍋焼きうどんを啜るシニア層と、スパイスカレーやヘルシーなサラダボウルを買い求めるオフィスワーカーが、同じ商店街内で自然に混ざり合っています。店舗一覧を俯瞰すると、滞在型の大型店が減った代わりに、客席数10〜15席前後の高回転・高付加価値型の飲食店が隙間を埋めるように定着しており、これが街の活気を下支えしています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。