近年の日本陸上界における大きな地殻変動として見逃せないのが、4×400mリレー(通称マイルリレー)および世界陸上混合4×400mリレーの飛躍的な進化です。
かつて世界の壁が厚いとされていたマイル種目ですが、世界陸上マイルリレー日本代表は2026年オレゴン世界陸上で2分59秒51のアジア新記録を樹立して4位入賞を果たし、表彰台目前まで迫りました。佐藤拳太郎や佐藤風雅、中島佑気ジョセフといった400mで44秒台・45秒前半を狙える実力者が台頭したことで、戦術の選択肢が一気に広がっています。
さらに、男女2名ずつで競う混合4×400mリレーにおいても、走順の戦略(男・女・女・男、あるいは男・女・男・女など)によってレース展開が激しく入れ替わるスリリングな戦いの中で、日本は決勝進出を争う常連国へと変貌を遂げました。今や日本のリレーは、ショートスプリントだけでなく中距離スプリントにおいてもメダル候補の一角を占めています。