新宿高校の一般選抜では、国語・数学・英語の主要3教科において独自の自校作成問題が課されます。共通問題と比較して長文読解の分量、数学における立体図形や論述の難易度が際立っており、一般的な都立対策だけでは太刀打ちできません。
入試現場を取材する進学塾関係者は、近年の出題傾向について次のように語ります。
「英語は総語数が多く、情報処理スピードと速読即解力が必須です。数学は部分点を確実に拾う記述力が求められ、難問に足をとられると命取りになります。内申点は素内申で41〜43(換算内申58〜62)がボリュームゾーンであり、調査書点で差がつきにくいため、結局は当日の自校作成問題で何点積み上げられるかの勝負になります」(大手進学塾進路指導担当)
さらに、東京都中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)のスコア配分や、理科・社会(共通問題)での90点以上の得点キープが合格への暗黙の前提条件です。上位合格者層の動向を分析すると、日比谷や西を第1志望としながらも、模試の判定や内申点の兼ね合いで現実的な着地点として新宿を選択する学力層が一定数流入しており、これが合格ラインを底上げする要因となっています。