ハピネスイズヒア最終公演となった2018年4月9日は、朝の開園直後からパレードルート周辺が異様な熱気に包まれていました。前夜から待機列を作った古参ファン、手作りのポンポンやぬいぐるみバッジを身につけた親子連れ、そして長年先頭を駆け抜けたダンサーたちの勇姿を見届けようとするカメラ愛好家で、立ち見エリアまで隙間なく埋め尽くされました。
15時00分、スピーカーから「Happiness is Here」のオープニングファンファーレが響き渡った瞬間、ルート沿いからは自然発生的な大歓声と手拍子が沸き起こりました。SNS上には当時の様子を記録した手記や投稿が数多く残されています。
「先頭のグーフィーが見えた瞬間、涙でファインダーが曇ってピントが合わなくなった。これほど別れが寂しいパレードは初めてだった」「普段は完璧な笑顔を崩さないキャラクターやダンサーが、トゥーンタウンへ消える直前、両手いっぱいに手を振りながら目を潤ませていた姿が忘れられない」――ネット上に残されたリアルな声は、単なるテーマパークの催事を越えた、ゲストと表現者の真剣な魂の交歓があったことを裏付けています。
最終フロートがトゥーンタウンの扉の向こうへと姿を消し、最後の音楽がフェードアウトした瞬間、パーク中を包み込んだのは数十秒間に及ぶ鳴り止まないスタンディングオベーションでした。それは、丸5年間で何万人ものゲストに笑顔を配り続けた表現者たちに対する、最大級の感謝の証拠だったのです。