タキシードサムの歴史を紐解くと、そこには株式会社サンリオの創業理念と深い関わりがある。創業者の辻信太郎氏が掲げた「みんななかよく」という企業思想のもと、世界中で愛されるキャラクターの開発が進められる中で誕生したのが、このユニークなペンギンキャラクターだった。
南極のアイランド王国出身で、由緒ある家柄の男の子。英語を話せ、蝶ネクタイを365本も持っているというハイセンスな設定は、当時の子どもたちに強い憧れを抱かせた。デザイナーたちの緻密なスケッチと遊び心溢れる発想から生まれたサムは、サンリオの歴史においても画期的な存在だったと言えるだろう。