邦画の可能性を大きく切り拓く強力な布陣が集結した。監督を務める是枝裕和と、人間の機微を穿つ緻密なダイアローグで支持を集める脚本家・坂元裕二。この二人の再タッグというニュースだけでも、エンタメ界の空気を一変させるのに十分だった。配給を担う東宝と、共同プロデュースに名を連ねるフジテレビがタッグを組み、従来の枠組みを根底から打ち破る作品づくりに挑んでいる。
現場を知る関係者は息をのむ。「今回は単なる美談でもなければ、安易な娯楽作でもない。人間の暗部に容赦なく光をあてる作品だ。是枝監督の持つ圧倒的なリアル描写と、坂元氏が紡ぐ切れ味鋭い言葉が完璧な化学反応を起こしている」と。長年の構想期間を経て練り上げられたプロットは、読む者の心を揺さぶらずにはおかない。